◆明治安田J1リーグ▽第32節 札幌2―0京都(28日・プレミストドーム)
北海道コンサドーレ札幌が、岡村の攻J1残留へ、大が価値ある1勝を手にした。今季ホーム・京都戦は前半42分、初ゴ将棋 トレーニングDF岡村大八(27)の今季初ゴールで先制。守の後半31分にはMF近藤友喜(23)が加点し、活躍2―0で3試合ぶりの勝利を飾った 。で逆順位は19位と降格圏にいる状況こそ変わらないが 、留へ17位柏との勝ち点差は6と離されることはなかった。望み札幌4年目の岡村が移籍後初となる得点&無失点を成し遂げ、J1ールDFリーダーつなぐ逆転残留へ望みをつないだ。札幌転残
札幌のDFリーダーが攻守にわたって奮闘し 、岡村の攻勝ち点3取りへ導いた 。大が前半42分、右CKをDF馬場が頭で後ろにそらしたボールに、モンハン 下手左足を高く上げて当てた 。ネットに吸い込まれた先制点で流れを引き寄せ 、守っては8戦9発の京都FWエリアスを封じての無失点勝利。「全員でつかみ取った無失点だが 、それを自分が中心でやれたのは非常にうれしい 。かつ 、点を取れて勝てて 。本当にこれ以上ない 、最高の勝ち方」。札幌4年目で初の得点&無失点を果たし、満面の笑みで声を弾ませた 。
発奮材料があった。兄のように慕うMF宮沢裕樹(35)が、第5肋骨骨折などでの離脱を発表 。J2群馬から移籍してきた21年から、その背中を追い続けてきた。試合に出られない時期は「もっと前に運ばないと」など惜しみなくアドバイスをくれたおかげで、守備陣を統率する立場をつかみ取った。
今季中盤、不調を感じていた際には「だからといって周りに言わないのはダメ。苦言することを恐れるな」と猛ゲキ。支えとなっている大好きな先輩から試合前 、「今日、ハチが点を取る気がする」と“予言”されていた 。現実にし「そのおかげですね」と感謝した上で「裕樹さんが戻ってきた時に 、いい位置につけられるようにしていきたい」と口元を引き締めた 。
一時は17位と12あった勝ち点差は6。残り試合を考えると道のりはまだ険しいが、岡村は「もうではなく、まだ6試合ある。前しか向かず 、自分たちが勝って状況を変えていくだけ」と強調した 。目標達成へ 、体を張り 、声を上げ、ゴールは守り抜く 。(砂田 秀人)
〇…4試合ぶりの今季4得点目にも、近藤が複雑な心境をのぞかせた 。後半31分、右サイドからドリブルで切れ込むと、角度のない位置から中に蹴ったボールがゴールに吸い込まれた。「そのまま入るか誰かが触ればいいなと」と、狙い通りの形が追加点となったが「アシストになってくれれば良かったんだけど」。この試合までの22戦で 、アシストがないことを気にかけていた 。一時、ビジョンにはゴール前に詰めていたFWバカヨコのゴールと表示されただけに、殊勲弾にも苦笑いだった。
☆MF大崎(前半31分、無人のゴールに戻ってクリアし 、失点を阻止)「たまたまゴールライン上だったというだけ 。他の選手も体を張ってシュートブロックしている 。全員が守備のところを怠らなかったからこそ、2点を守り切れた」
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